いろいろ作ってみよう・水仙花

ミニチュアやCGやキモノなどいろいろ作ってます

初心者が魅力的な絵をまず完成させるためのマトリクス

初心者です。立派な画集も有名な作品もなんもない、ただ普通に描きたいものを描きたいだけのおばちゃんが最短で描きたいものに近づく方策を考えた。楽するための努力なら惜しまないぜ!

 

魅力を分解する

まず、魅力的な絵を分解して5つのパラメータに分けました。

とにかく増やす。それだけでちょっと楽しい。

ランダムさ

形や大きさや配列を乱す。もうだいぶ楽しい。

複雑さ

形にこだわる。かっこよくなった!

色数

カラフルは正義

線画

力強い境界線。痺れる。

 

この5つのうち2つくらいを頑張れば良き絵になります(※おばちゃん調べ)

全部がんばる必要はありません。むしろ全部がんばるとごちゃごちゃしすぎて逆にぼんやりする。

 

方向性を決める

5つのパラメータのうちどれをがんばるのかは描きたい絵の方向性によって違います。しかしこれらのパラメータには難易度があるので初心者は難易度低めなところをがんばると楽しい。

つまり、「色数」「線画」をがんばる。

 

よっておばちゃんは最近もっぱらヴィネットばかり描いています。そしたら気づいたらいつのまにか「数」「ランダムさ」などもだんだんできるようになってきてうれしい。

 

 

具体的にやってみます。

 

スタート

だいたいの方向性を決めます。pinterestなどみつつぼんやり考えます。一番楽しい時間です。pinterestを見る時は描きたいもの好きなものだけでなく、これなら描けそうと思えるものも探すと目標になってよき。

今回は魔女の机を描きたくなりました。

ここはできるだけがんばらず最低限にするのが初心者のコツ。

魔女の机にあるもので、私にも描けそうなものということで「キノコの標本」と「レトロな本」の2つだけに絞りました。これだけだと不安しか感じませんがここから何とかしていきます。

ランダムさ

どこに何を配置するか、構図を考えます。

ここもなるべく最小限に。

かつ、意図を持ってランダムにさせる。絵のうまい人がいう「適当に」は技術に裏打ちされた理論があります。やつらはそれを本能でこなしますが我々初心者はちゃんと考えると良くなります。

 

複雑さ

キノコをがんばった!

本とガラスも多少がんばった。

アイテムを足したり増やしたりしたくなるけど収集がつかなくなるのでここまでにしておく。

色数

一番のがんばり所。

塗りは難しそうですが1度自分ルールを決めてしまえばあとはひたすら手順通りにするだけ。blenderだったら塗る必要すらなく1つのマテリアルを適応するだけ。

まず、明暗(白黒)を整えます。この時点で絵の意図が伝わるように考えます。

 


次に明暗を塗ります。

Blenderだったらここで茟ムラや凸凹をノーマルマップで乗せます。

クリスタならカスタムブラシで筆ムラを作ります。

 

そしたら固有色をオーバレイします。

ここでも意図を考えつつ色を決めます。



最後に光の色を変えます。

屋外なら黄青、室内なら黄茶など、画風によってお好みで。

また、反射光や透過光やsssなどを設定することもあります。

でも今回はミニチュア風ヴィネットなので何も加工せずに普通に白黒の影です。

 

 

線画

色でだいぶ頑張ったので線画はシンプルにしました。

色塗りでは手を入れなかった開いた本のページは線画でややがんばりました。

 

 



だいぶかわいい絵になった!

こんな感じでいろいろ描いて行きたいです。

 

 

 

使用ツールについて・blenderでのやり方について

最後に補足です。

こちらの絵はblender3で作っています。なぜかというとおばちゃんの画力はこんなだからです。パースとかさっぱり分からない



blenderでイラスト調のマテリアルを作る方法もいろいろまとめています。

イラストを描くことを考慮して、リアルタイムで、クリスタ感覚で使えるように工夫しています。

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