いろいろ作ってみよう・水仙花

ミニチュアやCGやキモノなどいろいろ作ってます

blender2.8でクレイアニメが作れるkeyMesh使ってみたよ1(導入まで)

blenderMMDなどの3DCGでアニメーションを作る場合、ボーンアニメーションとモーフィングの二種類がありました。でもどちらも制限が多くていざ動かしてみると「いかにもCGです!」という感じになってしまったり、複雑な形状だと関節が破綻してしまったり、いろいろ問題があって大変でした。

ですがここ半年くらいで画期的なアドオンがいくつか発表され、Mayaのような超高級ソフトだけでなく無料のblenderでもクレイアニメが作れるようになっています。これがすべて無料とか、すごい時代になりました…

 

 

 

 

 

ということで今回こちら、blender2.8でKeyMeshというアドオンを導入してみました。

KeyMeshでクレイアニメが簡単に作れる!

 コマ打ちでアニメーションしていく感じですね。

3Dといえばキーフレームアニメーションでしたが、今後はこのようなコマ打ちも可能になってさらに表現の幅が広がりそうです。

ビルや機械などはボーン+キーフレーム、ゆるキャラなど生物系はクレイ風コマ打ち、と使い分ければ楽しそう。

 

長編動画を作るならボーンと併用する Anim Polishのほうが向いているかもしれませんが、数分のアニメーションならKeyMeshで手軽に作れそうでした。

 

ダウンロード

こちらからダウンロードできます。

https://github.com/pablodp606/keymesh-addon

しかしgitlabなのでやりかたが分かりにくい…

ワンクリックでダウンロード開始してくれていいのよ…?

上記アドレスに飛んだら、keymesh.pyをクリック

f:id:obatyan1:20210616110208j:plain

rawを右クリック→「名前を付けて保存(または、リンク先を別名で保存など)」をクリックするとダウンロード開始。

f:id:obatyan1:20210616110217j:plain

アドオンの有効化

ここから先はblenderでの作業です。新しいアドオンを導入したことのある人ならおなじみかもしれません。

 

blenderを立ち上げ→左上のedit(編集)→preferences(設定)

f:id:obatyan1:20210616110228j:plain

別窓が出てくるので、add-ons(アドオン)→install(インストール)をクリック

f:id:obatyan1:20210616110416j:plain

 

さらに別窓が出てくるので、downloads(ダウンロード)を選択→keymesh.py→install Add-onn

f:id:obatyan1:20210616110523j:plain

downlordを選択してもkeymesh.pyが見つからない場合、

1ほかの場所にダウンロードされている可能性

ダウンロード先を探す

2keymesh.pyをダウンロードできてない

https://github.com/pablodp606/keymesh-addon

に戻ってやりなおす

 

 

 

keymeshのチェックボックスにチェック

f:id:obatyan1:20210616110625j:plain

 

これでできてるはず。

 

blenderに戻って

右がわの▷みたいなのをクリック

f:id:obatyan1:20210616111035j:plain

▷みたいなのがみつからないよという人はレイアウトが変わっている可能性があるのでデフォルトに戻すと出てきます(たぶん)

 

 

そしたらKeyMeshボタンができているはずです。

f:id:obatyan1:20210616111230j:plain

あとはKeyframeMeshボタンを押して、編集モードやスカルプトモードなどで変形させていけばコマ打ちアニメができあがります。

 

 

やってみた

f:id:obatyan1:20210616115251g:plain


さっそく使ってみました。

ぽちっと押すだけで簡単。楽しい。

コマ打ちアニメなので、後からの修正が難しい(全てのコマを修正する必要がある)というのは感じました。この白玉みたいなアニメも後で色を変えようとして挫折。色や素材など、最初にある程度しっかり決めておく必要があります。

 また、狂気のコマ撮りアニメ「JUNK HEAD」のような超大作を作るのには相当な根性がいりそうです。しかしjunkhead作ったろ!といういかれた人類は堀貴秀監督だけなので問題なし。

 

ボーンやリグを組まなくてもスカルプトだけでアニメーションができる手軽さはうれしいです。今後使っていきたいです。