実際にある!と思えるくらい精密なお皿のミニチュアが欲しいと思って作っています。
お手本はこちら。BRUNOのセラミックプレートです。
ひとつひとつデザインが違うけど、しっかり同じ大きさでちゃんと重ねられて、フチが薄くて繊細だけど底は厚めで安定感があって、あと素材も硬質で透明感があるもの。となると結構大変。
とくに同じ厚みと大きさにするのが大変です。ミニチュアだと0.1mmレベルで正確にしないとズレが目立ってしまいます。
粘土だと乾燥でわずかに歪みが出てしまうので、二液混合タイプの樹脂で作るのがいいような気がします。それか陶器用の土で粒子の細かいものを使うか…そうすると強度が……
ちゃんと焼いて作る陶器なら質感は申し分ないけど強度的に厚くしないといけないし、焼く過程で歪むし、釉薬が厚く乗るのでエッジがダレるし…質感は大好きなんだけど。
まずはドローソフトで作った型紙をプラ板に貼ってさくさく削りました。
プラ板にしるしをつけるときは一度針で溝をつけてその上を太目のコピックでなぞってからティッシュで拭くと、正確で消えない極細の線が引けます。墨入れというテクニックだそうです。すごい便利!
ちゃんと円定規にきっちり嵌るまで精密に削りました。墨入れを知ってからヤスリなしでここまで正確に削れるようになりました。
フチの部分の凸凹を削り出します。
パテでお皿のフチを作りました。
パテを使うのが初めてだったので試行錯誤しながら2時間くらいかかった。
あとはお皿の裏のフチを作って原型の出来上がりです。
この方法だと違うデザインにしてもきっちり重ねられる精密なお皿ができそうです。
こっちはシンプルでつるんとした丸皿の原型の製作途中。ここからヤスリがけです。
原型ができたらおゆまるくんで試しにかたどりして、磁器用の土で試作品を作ってみます。